事業家のための新規事業マガジン
事業家のための新規事業マガジン
事業家のための新規事業マガジン » 事業家・経営者・投資家のためのフランチャイズガイド » 家族経営でフランチャイズを始める際の注意点

家族経営でフランチャイズを始める際の注意点

フランチャイズイメージ
引用元HP:Photo AC
https://www.photo-ac.com/main/detail/1156022

フランチャイズで事業を行う場合、コンビニ経営という選択肢があります。そこでこの記事では、コンビニフランチャイズの特徴やメリット・デメリットについて紹介していきます。

家族経営で多いのはコンビニ

フランチャイズでコンビニ経験を行う場合の特徴として、家族経営が多いという特徴があります。例えば、夫婦や親子、兄弟といった3親等以内の親族でコンビニを経営する場合には開店準備手数料が免除されるというコンビニもあります。 このような制度があることから、家族経営の形で運営されているコンビニが多くなっています。

コンビニフランチャイズの特徴

現在、フランチャイズと呼ばれる事業は非常に多く、その分野も多岐に渡っています。街の中にはフランチャイズ展開で運営されているお店が非常に多くあるといえるでしょう。そして、フランチャイズ展開を行なっている店舗の代表格がコンビニといえます。

コンビニフランチャイズの特徴は、そのブランド力であるといえるでしょう。大手コンビニの名前は多く知られており、さらにそのブランド力に合わせ、フランチャイズ本部のサポートも十分に整備されています。

コンビニフランチャイズは非常に長い歴史があります。フランチャイズ本部は、その中でさまざまなノウハウを培ってきているため、コンビニオーナーが経営を行う上で手厚いサポートが受けられるという点も特徴です。

コンビニフランチャイズのメリット

コンビニフランチャイズのメリットにはさまざまなものがありますが、まずは豊富なノウハウがあるという点が挙げられます。レジや発注などの業務はマニュアル化されていますし、仕入れなどの業務も確立されています。このようにコンビニを経営するためのシステムがパッケージされているため、スムーズに開業することができます。

また、未経験でもフランチャイズに加盟することができ、コンビニオーナーになれる点や、大手のコンビニは知名度が高いために集客がしやすい、本部やスーパーバイザーから経営に関する指導をしっかりと受けられるという点がメリットとして挙げられます。

コンビニフランチャイズのデメリット

本部によって契約期間が異なりますが、コンビニの場合には比較的長めの契約期間となっています。その期間中に近隣にライバル店ができるなどで経営が難しくなってしまう可能性もありますが、こういった場合にも契約期間の縛りによって簡単に事業を終了させられないという点がデメリットです。

また、さまざまなノウハウを得られる反面、制約が多いという点もデメリットとなることがあります。コンビニフランチャイズは特にブランドイメージの統一が求められます。このことから、オーナーの一存で決められない部分もあり、自由度が低くなるといった点がデメリットとなることもあるでしょう。

人手不足による影響

コンビニは現在人手不足の問題を抱えているところも多いといわれています。コンビニと言えば24時間営業が一般的ですが、店舗によっては24時間営業が難しい状況に追い込まれているところもあります。あるコンビニ店舗では人手不足により24時間営業を短縮しましたが、このことによって本部より契約の解除と違約金を請求されたということもあります。

また、人手不足の影響でオーナーの長時間労働が深刻化しているという現状もあります。どうしてもスタッフが入れない時間帯が発生すると、オーナーがその部分のシフトに入らざるを得ないためです。

家族経営で始める注意点

フランチャイズにより事業を開始しようと考えている方の中には、家族で経営を行おうと考えているケースもあるでしょう。しかし、この場合には注意が必要です。

フランチャイズとは言え、自分で事業を行っていくことになりますから、会社に雇用されている状況よりはどうしても安定性には欠けるという現実があり、必ずしも成功するとは限らないと考えておく必要があります。はじめから家族経営を行なった場合には、収入源が一つだけになってしまい、万が一の時に生活が立ち行かなくなってしまう可能性もゼロではあいません。

そのため、どうしてもうまくいかなかった時のことを考えて、セーフティネットを用意しておくことは必要であるといえるでしょう。

まとめ

家族でコンビニのフランチャイズを選択しようと考えている場合には、関係する全員がしっかりと理解をした上で進めることが大切です。コンビニ以外にも今後成長が見込める市場はあります。そのため、しっかりと武器を持っている事業を選択していきましょう。

バナー
バナー